よく整形外科で処方されているリマプロストアルファデクスの適応症である脊柱管狭窄症について調べた。
リマプロストアルファデクス
プロスタグランジン製剤(PGE1誘導体)
末梢血管を拡張させることで、後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う自覚症状(下肢疼痛,下肢しびれ)および歩行能力の改善に用いられる。
1日15μgを3回に分けて服用する。
湿気に弱く、変質しやすい。
脊柱管狭窄症
神経の後ろ側にある黄色靭帯が分厚くなったり、椎体と椎体の間にある椎間板が突出する腰椎椎間板ヘルニアになったり、あるいは骨そのものが変形突出したりすることで脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることである。
脊柱管とは椎骨が連なってできたトンネル状の管で、管の中には脳から続く脊髄神経が収まっており、脳脊髄液で満たされている。脊髄神経は腰椎部では馬尾神経や神経根になっている。
主な症状は、歩行時や立っているときに臀部から下肢にかけての痛みやしびれ。間欠性跛行といって、歩くと症状が悪化し、休むとやわらぐことが多くの場合にみられる。また、前かがみになる姿勢をとると症状がやわらぐのも特徴的。