脳神経外科から、バルプロ酸Na徐放錠A200㎎、ベラパミル塩酸塩錠40㎎、レバミピド錠100㎎、マグミット錠250㎎が、泌尿器科から、タムスロシン塩酸塩OD錠0.2㎎、ベタニス錠50㎎が、それぞれ処方されていた。
ー考察ー
本患者は、バルプロ酸Na、ベラパミルが処方されていることから、片頭痛と推測される。ベラパミルに関しては、心臓に選択的に作用する薬だが、片頭痛に関しては保険診療上の適応外使用が認められているため、このように予想した。レバミピド、マグミットは、ベラパミルの副作用である悪心・嘔吐や便秘に対する処方であると考えられる。又、本患者は前立腺肥大症であり、尿意切迫感があると考えた。理由としては、タムスロシンは前立腺肥大症の治療薬であり、ベタニスは過活動膀胱に適応がある。前立腺肥大症では尿意切迫感を感じることがあるため、尿意を抑えるためにベタニス(ミラベグロン)が処方されたと考えられる。