イクセロンパッチについて

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  • #460
    増田英敏増田英敏
    参加者

     イクセロンパッチ(一般名:リバスチグミン)はアルツハイマー型認知症の治療に用いられる薬で、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬です。この医薬品の特徴として、1日18mgの使用以外は治療として有効量ではないという事です。添付文書によると、「通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。1日18mg未満は有効用量ではなく、漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので、維持量である18mgまで増量すること。」となっています。また、同系薬(ドネペジル等)と併用してはならず、併用する場合は作用機序が異なるメマリー(一般名:メマンチン)と併用します。

    #469
    新座薬局新座薬局
    参加者

    メマンチンの作用機序についても調べてみましょう。

    #470
    増田英敏増田英敏
    参加者

     メマンチンは、グルタミン酸NMDA受容体チャネル阻害作用により、その機能異常を抑制する薬です。
     アルツハイマー型認知症ではグルタミン酸神経系の機能異常が関与しており、グルタミン酸受容体のサブタイプであるNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)受容体チャネルの過剰な活性化が原因の一つと考えられています。
     メマンチンの特徴として、以前から知られていたグルタミン酸NMDA受容体の開口チャネル遮断薬であるケタミンやジゾシルピンとは異なり、低親和性で、結合および解離速度が速いです。

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