イクセロンパッチについて ホーム › フォーラム › 脳神経科 › イクセロンパッチについて タグ: 脳神経疾患 認知症 アルツハイマー このトピックには2件の返信、2人の参加者があり、最後に増田英敏により4年前に更新されました。 3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中) 投稿者 投稿 2021年4月20日 6:59 PM #460 増田英敏参加者 イクセロンパッチ(一般名:リバスチグミン)はアルツハイマー型認知症の治療に用いられる薬で、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬です。この医薬品の特徴として、1日18mgの使用以外は治療として有効量ではないという事です。添付文書によると、「通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。1日18mg未満は有効用量ではなく、漸増又は一時的な減量を目的とした用量であるので、維持量である18mgまで増量すること。」となっています。また、同系薬(ドネペジル等)と併用してはならず、併用する場合は作用機序が異なるメマリー(一般名:メマンチン)と併用します。 2021年4月26日 4:21 PM #469 新座薬局参加者 メマンチンの作用機序についても調べてみましょう。 2021年4月27日 6:54 PM #470 増田英敏参加者 メマンチンは、グルタミン酸NMDA受容体チャネル阻害作用により、その機能異常を抑制する薬です。 アルツハイマー型認知症ではグルタミン酸神経系の機能異常が関与しており、グルタミン酸受容体のサブタイプであるNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)受容体チャネルの過剰な活性化が原因の一つと考えられています。 メマンチンの特徴として、以前から知られていたグルタミン酸NMDA受容体の開口チャネル遮断薬であるケタミンやジゾシルピンとは異なり、低親和性で、結合および解離速度が速いです。 投稿者 投稿 3件の投稿を表示中 - 1 - 3件目 (全3件中) このトピックに返信するにはログインが必要です。 ログイン ユーザー名: パスワード: ログイン状態を保持 ログイン