現場で腸閉塞予防で下剤は見たことがありませんね。
腸閉塞予防のため下剤が投与される場合があるが、下剤が作用するのは大腸であるため、癒着性腸閉塞の予防にはならない。
⇒たぶんこの文章で言いたかったことは、術後にイレウスになる可能性があるから医学的根拠とか関係なく腸の流れをよくするために下剤を出してみたらどうなるかという仮定かと思います。ただ腸閉塞は小腸で主に起こっており、下剤の多くは大腸刺激性なので作用するところが違うから効果がないと伝えたかったかもしれません。
宮崎さんがおっしゃったとおり、過去も死亡例もあるため予防ではなくほかの原因で便秘や検査前などで下剤が処方されると思います。
ちょっと話はずれますが、
世の中には便秘の患者さんが多くいます。大腸刺激性の下剤が漫然投与されているケースも多々見られるのではないでしょうか。ドラッグストアにも下剤の商品は数多くあり購入される方も多いです。下剤の適正使用や便秘の原因(食物繊維の不足・妊娠・高齢など)を把握して対策することも、患者さんの健康をサポートする薬剤師の大事な仕事です。治療も大切ですが、こういった面での対応意識して実習に臨んでいただければ幸いです。