タケプロンOD錠の簡易懸濁はできる??

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  • #489

    「タケプロン(ランソプラゾール)OD錠」は簡易懸濁しやすいと考えてしまうかもしれませんが、

    簡易懸濁に用いるお湯の温度によっては困ったことにチューブが詰まりやすくなってしまいます。

    原因となる添加物があるのですが、どんな添加物でしょうか。

    もし簡易懸濁で投与している患者さまへタケプロンが処方されたら、

    処方医や患者さま(服薬管理者)にはどのような提案をするのがよいでしょう。

    くまがいしゅん

    #493
    早希 太田太田 早希
    参加者

    原因となる添加物はマクロゴール6000です。

    マクロゴールの凝固点は56~61℃であり、55℃のお湯で簡易懸濁を行うと、マクロゴール6000が凝固してしまいます。

    対応法として、私は水又は簡易懸濁法で10分ほどおいたお湯にタケプロンを溶かすことを提案すると思います。

    #503

    よく勉強できていますね。

    直近の調剤報酬改定には「経管投薬支援料」100点 が追加されましたね。
    これが追加されたということは、こういったことを求められているということでもあります。

    以下要件の詳細を記載しますが、(4)ア、イあたりが今回のケースに絡んでくるのはイメージしやすいのではないでしょうか。

    くまがいしゅん

    この点数の要件は以下の通りです。
    ———————————————————————————–

    (1) 経管投薬支援料は、胃瘻若しくは腸瘻による経管投薬又は経鼻経管投薬を行っている患者に対して、簡易懸濁法による薬剤の服用に関して必要な支援を行った場合に算定する。

    (2) 当該加算に係る服薬支援は、以下の場合に患者の同意を得て行うものであること。
    •ア 保険医療機関からの求めがあった場合
    •イ 家族等の求めがあった場合等、服薬支援の必要性が認められる場合であって、医師の了解を得たとき

    (3) 「簡易懸濁法」とは、錠剤の粉砕やカプセルの開封等を行わず、経管投薬の前に薬剤を崩壊及び懸濁させ、投薬する方法のことを言う。

    (4) 必要な支援とは主に次に掲げる内容をいう。
    •ア 簡易懸濁法に適した薬剤の選択の支援
    •イ 患者の家族又は介助者が簡易懸濁法により経管投薬を行うために必要な指導
    •ウ 必要に応じて保険医療機関への患者の服薬状況及びその患者の家族等の理解度に係る情報提供

    (5) 患者1人につき複数回の支援を行った場合においても、1回のみの算定とする。

    (6) 患者の服薬状況等を保険医療機関に情報提供を行った場合であって所定の要件を満たす場合は、服薬情報等提供料1又は2を算定できる。

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