タムスロシンの適応外使用

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  • #597
    大輝 松本松本 大輝
    参加者

    α1遮断薬であるタムスロシンは添付文書上では前立腺肥大症に伴う排尿障害に適応がある薬剤となっている。しかし尿路結石の患者さんに対してタムスロシンが適応外で用いられることがあることを知った。調べてみると「尿路結石症診療ガイドライン2013年版」にも「最も多くのエビデンスがあるのがα1遮断薬であるタムスロシン(0.4mg)であり、メタアナリシスでもタムスロシン内服群において、10mm以下の結石の自然排石率が有意に高く(RR:1.54、54%vs83%)、排石までの時間も有意に短縮された(9.5日vs6.1日)。」との記載があった。
    (引用:https://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0003066)

    #598
    新座薬局新座薬局
    参加者

    よく調べられていますね。
    実臨床においては、適応外での処方も多く見受けられます。
    他にも例えば、
    整形領域:タガメット(成分名:シメチジン)の肩関節の石灰沈着性腱板炎への適応
    皮膚科:ガスター(成分名:ファモチジン)の蕁麻疹への適応
    呼吸器科:ジスロマック(成分名:アジスロマイシン)の肺MAC症への適応
    などです。
    適応外処方は、海外で先行して使われていて、そのデータをもとに使用されることが多いです。
    こうした情報も頭にいれておかないと、服薬指導の際に患者様の認識と相違が生じ、不安を与えてしまいかねません。結果、それがコンプライアンスの悪化につながることもあります。なので、適応外も実臨床においては覚えていく必要があります。

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