ヒルドイドには様々な剤形があります。クリーム剤と軟膏剤の違いを示したうえで、ヒルドイドの各剤形の違いをまとめました。
・クリームと軟膏の違い
クリーム:水が含まれていて油ときれいに混ざっている。軟膏に比べてべたつかないが、汗などに流されやすい。
軟膏:水が含まれていない。べたつきは強いが、保湿力が高い。
・ヒルドイドの剤形による違い
【ヒルドイドクリーム0.3%】:水中油型(O/W型)のクリーム剤
→被覆性・使用感のバランスが取れている。季節を問わずに使用しやすい。
【ヒルドイドソフト軟膏0.3%】:油中水型(W/O型)のクリーム剤
→基剤中に油分が多く被覆性に優れるので重症例や冬に良く用いられる。
【ヒルドイドローション0.3%】:水中油型(O/W型)のローション剤
→展延性が良いので、広範囲の使用、有毛部の使用に優れる。さらっとしているので春夏秋に好まれる。
【ヒルドイドフォーム0.3%】:フォーム剤
→油分を含まないさっぱりとした使用感。展延性が高いため、風呂委幹部に素早く塗布できます。有毛部位にも使える。