ヒルドイドについて

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  • このトピックには3件の返信、2人の参加者があり、最後に青山 雅和青山 雅和により4年前に更新されました。
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  • #452
    陽菜 小泉小泉陽菜
    参加者

    ヒルドイドには様々な剤形があります。クリーム剤と軟膏剤の違いを示したうえで、ヒルドイドの各剤形の違いをまとめました。

    ・クリームと軟膏の違い
    クリーム:水が含まれていて油ときれいに混ざっている。軟膏に比べてべたつかないが、汗などに流されやすい。
    軟膏:水が含まれていない。べたつきは強いが、保湿力が高い。

    ・ヒルドイドの剤形による違い
    【ヒルドイドクリーム0.3%】:水中油型(O/W型)のクリーム剤
      →被覆性・使用感のバランスが取れている。季節を問わずに使用しやすい。
    【ヒルドイドソフト軟膏0.3%】:油中水型(W/O型)のクリーム剤
      →基剤中に油分が多く被覆性に優れるので重症例や冬に良く用いられる。
    【ヒルドイドローション0.3%】:水中油型(O/W型)のローション剤
      →展延性が良いので、広範囲の使用、有毛部の使用に優れる。さらっとしているので春夏秋に好まれる。
    【ヒルドイドフォーム0.3%】:フォーム剤
      →油分を含まないさっぱりとした使用感。展延性が高いため、風呂委幹部に素早く塗布できます。有毛部位にも使える。

    #457
    青山 雅和青山 雅和
    参加者

    調べたものがわかりやすくまとめられていますね。

    実はヒルドイドのジェネリック医薬品には、同じローションでも全然見た目が違うものがあります。
    肌の症状によって使う分けるケースがあるので、この機会に調べて一緒に覚えてみてください。

    #461
    陽菜 小泉小泉陽菜
    参加者

    調べてみたところ、ヘパリン類似物質ローション(旧名称:ビーソフテンローション)がジェネリックとして販売されていました。ヒルドイドローションがどちらかというと乳液タイプで白色であるのに対して、ヘパリン類似物質ローションは化粧水タイプで無色~微黄色でした。よりさらさら感が強いのが、ヘパリン類似物質ローションなので夏の汗ばむ時期には適していると思います。また、肌が乾燥気味な時には、あえて先発のヒルドイドローションが適していると思います。

    #471
    青山 雅和青山 雅和
    参加者

    返信ありがとう。記載していただいたとおりです。
    また外用剤は先発とジェネリックで質感など異なる部分が多くあります。シップだと粘着力や匂いの強さ、塗り薬だと軟膏の硬さなど。その違いによって使用感が異なったり、問題提示したヘパリンのローションみたいに全然違うものもあります。
    ジェネリック変更の際には必ず変更前と後の薬剤について情報収集をして、患者さんに情報提供してくださいね。

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