70代 女性 整形外科
リリカOD錠25mg 寝る前 63日分
ロコアテープ 70枚
リマプロストアルファデクス錠5μg 毎食後 63日分
メコバラミン錠0.5mg 毎食後 63日分
ロコアテープは変形性関節症における鎮痛・消炎に効果があり、添付文書を見てみると用法・用量に「同時に2枚を超えて貼付しないこと」となっている。なぜなら2枚貼った時の全身曝露量がフルルビプロフェン経口剤の通常用量投与と同程度に達するためである。
また、ロコアテープの特徴として「他の全身作用を期待する消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けることとし、やむを得ず併用する際は必要最小限の使用にとどめ、患者の状態に十分注意すること」となっている。
ロコアテープには経皮吸収を高めるためにハッカ油を配合しており、経皮吸収促進剤は皮質の角質層に作用し、バリア能を低下させて薬物の吸収を高める作用がある。
主な禁忌としては、ニューキノロン系抗菌薬であるエノキサシン水和物、ロメフロキサシン、ノルフロキサシンとの併用で、ニューキノロン系のGABA阻害作用が増強することで痙攣が起こるためである。さらには妊娠後期の女性にも投与しないことが望ましい。