放出制御システム

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    田中愛美田中愛美
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    メチルフェニデート塩酸塩徐放錠であるコンサータ錠について

    〈錠剤の性状〉
    コンサータ錠は、浸透圧を利用した放出制御システム(OROS)を応用した放出制御型のフィルムコート錠(徐放錠)である。
    錠剤内部は、薬物放出口から薬物層1、薬物層2、プッシュ層となっている。
    外皮(放出制御膜)、薬物コーティング、フィルムコーティングの順におおわれている。

    〈注意〉
    ・中枢神経刺激作用を有し、その作用は服用後12時間持続するため、就寝時間を考慮し午後の服用は避けること。
    そのため、飲み忘れに気が付いた場合、それが午前中であればすぐに服用してよいが、午後である場合は気が付いても服用せずに、次の日の午前中から服用を再開するように指導する必要がある。
    ・浸透圧による薬物放出制御システムを利用した製剤であり、吸湿により薬物放出挙動が影響を受ける可能性がある為、PTPシートから取り出し一包化製剤することは避けること。
    ・噛んだり、割ったり、砕いたり、溶解したりせず、必ず飲み物と一緒にそのまま服用するよう指導すること。
    ・本剤の外皮は内部の不溶性の成分と一緒に糞便中に排泄される。これは正常なことなので心配する必要はないと説明すること。

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