小児が服用する散剤を投薬した際、子供が苦いと言って飲んでくれないので何かいい組み合わせはないかと相談された。
服用しやすくなる組み合わせと、反対に苦くなり飲みにくくなる組み合わせをまとめ、添付した。
原薬が苦く、周りを甘い風味でコーティングしているものが多く、そのまま水で服用しても苦味が気にならないものも多い。しかし、水に溶かしてから時間が経つとコーティングが剥がれてしまい原薬の苦味を感じやすくなるため、服用の直前に水に溶かす必要がある。
また、フルーツジュースやスポーツ飲料など酸味のあるものはより溶けやすくなり苦味が増すものが多い。
チョコレートアイスや、ココアなどの苦味は、抗生剤などの薬自体の苦味と似ていて、マスキング効果があり飲みやすくなるものが多い。
バニラアイスに関しては、シャーベット感の強いものよりも、バニラ感の強いより濃厚なものの方が薬の味を感じにくくなる。
薬を溶かしたり混ぜたりする際、必ず飲み切れる、又は食べ切ることの出来る量で作ることが大切である。なぜなら、量を多くしてしまうと薬を全量服用する前に、満腹になってしまうことがあるからである。
また、子供に飲ませる前に親が少量味見することで飲みやすいか判断することも出来る。
Attachments:
You must be
logged in to view attached files.