相模原淵野辺薬局で調剤する処方の中で、整形外科の処方が非常に特徴的です。整形外科の処方では珍しく、漢方薬の処方が非常に多いです。漢方薬は水や血のめぐりを良くする、身体の無駄な水を排泄するなどの理由で用いられています。
その中でも「ブシ末」がよく処方されます。ブシ末は新陳代謝をよくして身体を温め、血流を改善してくれます。通常、冷えや新陳代謝の衰えによる痛みや悪化した症状に用いられます。
例えば、太ももの慢性的な痛みを訴える患者さんに対し、既に附子の含まれている桂枝加苓朮附湯(身体を温めて痛みを発散させる作用)とブシ末を併用する処方がありました。それ以外にも、疎経活血湯、桂枝加竜骨牡蛎湯、その他多数の漢方薬とブシ末が併用されています。
整形外科に通院する患者さんで、慢性的な痛みを抱える方は非常に多いように思います。漢方薬にさらにブシ末を追加することで身体を温め、徐々に改善へと向かっていってほしいと思います。
他の薬局において、整形外科でブシ末が処方されることはあるのでしょうか?