70代 女性 眼科
キサラタン点眼液
ヒアレイン点眼液
アゾルガ配合懸濁性点眼液
ラタノプロスト(キサラタン)点眼液の注意点
頻回投与により眼圧効果作用が減弱する可能性があるので、1日1回を超えて投与しないこと。
重要な基本的注意
・本剤の投与により、虹彩色素沈着(メラニンの増加)があらわれることがある。投与に際しては虹彩色素沈着及び色調変化について患者に十分説明しておくこと。この色素沈着は投与により徐々に増加し、投与中止により停止するが、 投与中止後消失しないことが報告されている。また、虹彩色素沈着による色調変化があらわれる可能性があり、特に片眼治療の場合、左右眼で虹彩の色調に差が生じる可能性がある。褐色を基調とする虹彩の患者において、虹彩色素沈着が多く報告されているが、虹彩の変色が軽度であり、 臨床所見によって発見されないことが多い。
・本剤投与中に角膜上皮障害(点状表層角膜炎、糸状角膜炎、 角膜びらん)があらわれることがあるので、しみる、瘙痒感、 眼痛等の自覚症状が持続する場合には、直ちに受診するよう患者に十分指導すること
→そのため、今回はヒアレイン点眼液が処方されていると考える。
主な副作用として
・虹彩色素沈着/眼瞼色素沈着(茶目の色が濃くなったり、眼の周囲が黒ずんで見える)
・眼瞼部多毛(まつげが濃くなったり、まぶたに産毛が生えてきてしまう)
・眼瞼溝深化(まぶたの脂肪が減って、落ち窪んだ目になる)
そのため、PG製剤の点眼時には点眼後ぬらしたティッシュやタオルで必ずふき取るよう指導する。また、用法を寝る前や入浴前にすることで、寝る前ならば目がかすむ副作用によりQOLが低下しないようになり、入浴前にすることで自然と目の周囲についた点眼液が流れ落ちるようになる。