増田英敏

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  • 返信先: イクセロンパッチについて #470
    増田英敏増田英敏
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     メマンチンは、グルタミン酸NMDA受容体チャネル阻害作用により、その機能異常を抑制する薬です。
     アルツハイマー型認知症ではグルタミン酸神経系の機能異常が関与しており、グルタミン酸受容体のサブタイプであるNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)受容体チャネルの過剰な活性化が原因の一つと考えられています。
     メマンチンの特徴として、以前から知られていたグルタミン酸NMDA受容体の開口チャネル遮断薬であるケタミンやジゾシルピンとは異なり、低親和性で、結合および解離速度が速いです。

    返信先: デュタステリドの注意点 #450
    増田英敏増田英敏
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     同じデュタステリドでもアボルブ(後発品:デュタステリドカプセルAV)の適応は前立腺肥大症で、ザガーロ(後発品:デュタステリドカプセルZA)の適応は男性型脱毛症です。
     用法用量に関して、アボルブは0.5mgを1日1回であるのに対して、ザガーロは0.1mgを1日1回(必要に応じて0.5mgを1日1回)となっています。また、どちらの薬も使用6ヶ月で治療効果を判定すると添付文書に記載されていますが、ザガーロは6ヶ月以上投与しても男性型脱毛症の改善がみられない場合には投薬を中止し、6ヶ月以上投与する場合には定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討することとなっています。
     男性型脱毛症の治療は保険適応ではないため、ザガーロおよびその後発品であるデュタステリドカプセルZAは薬価未収載となっています。

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